職務経歴書の書式の基本

求人情報誌に掲載されている募集広告をよく見てほしい。職務経歴書についての記述が必ずあるはずだ。

大手企業の場合は、ほとんどが職務経歴書の提出を求めているといってもいい。

基本は「様式は自由」「詳しく記載」

そこで注目したいのが、求人広告に使われている職務経歴書に関する表現である。微妙な違いはあるものの、多くに共通しているのが、「様式は自由、詳しく記載」という内容である。

職務経歴書が、転職活動で重要視される書類であることはすでに述べた。しかし、この募集広告の表現を見てもわかるように、その書式、体裁には特に決まりはない。

文字どおり、職歴を「詳しく記載」し、「様式は自由」であるのが、職務経歴書なのだ。様式が自由であるだけに、書き方、まとめ方によっては、自分をアピールするためのいろいろな工夫ができる。ここに注目したい。つまり、ユニークな経歴書なら、採用担当者から大きく評価される可能性がある。しかし、特徴のはっきりしない平凡なもの、ありきたりの経歴だけなら、著しく評価を下げてしまう結果につながるということである。

職務経歴書には、いろいろな別称がある

企業が職務経歴書の提出を、特に要求していない場合でも、この書類を履歴書に添付することで、ほかの応募者に差をつけることも可能である。大切なことは、あらゆる機会を
利用して自分を売り込むことなのだ。

企業によっては、「職務経歴詳述書」「業務経歴書」「職歴書」「技術経歴書」「技術経歴説明書」などといった書類の提出を要求しているところもある。これらの書類は、名称は
異なるが、職務経歴書と同じ性格の書類である。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする